「この人でいいのかな。でも、次に会う人のほうが合うかもしれない」。決められないまま、また新しいお見合いを組む——その繰り返しに、心当たりはありませんか。
この記事は、こんな迷子状態のあなたのためのものです。
- 何人と会えば「この人」と決めていいのか分からない
- いい人に会っても「もっといい人がいるかも」と思ってしまう
- 会った人数だけ増えて、決断だけが先送りになっている
\ 最初に結論 /
- 「何人目で決めるか」に正解の数字はない。ただし「決め方」には技術がある
- 「もっといい人がいるかも」は選択肢が多い環境が生む錯覚。あなたの欲深さではない
- 決められる人は、会う前に「自分の基準」を言葉にしている
わたしも「決められない期」がありました。いま振り返ると、あの頃のわたしに足りなかったのは出会いの数ではなく、決めるための物差しでした。
この記事を書いた人(ことは)
- 35歳から婚活を始めて、約2年半で成婚
- 「決められない期」を経験し、基準づくりで抜け出した
- これまでに20社以上の結婚相談所を調査
「一人だと決めきれない」タイプの方は、決断の壁打ち相手になってくれる担当者がいる相談所が向いています。伴走型のパートナーエージェントの無料相談で、サポートの中身を見てみてください。
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みんな何人くらい会って決めているのか——相場感を知る


まず相場感から。結婚相談所の活動では、お見合い10〜20人、仮交際3〜5人、真剣交際1〜2人で成婚というのが、よく聞く典型パターンです。
つまり「10人以上と会う」のは普通のことで、婚活のプロセスとして織り込み済み。5人会って決められないからといって、あなたが優柔不断なわけではありません。
ただし、注意してほしい兆候があります。「30人以上会っているのに、仮交際が1人も深まらない」なら、それは出会いの数の問題ではなく、決め方の問題。会う人数をこれ以上増やしても、解決しません。
人数はあくまで目安で、大事なのは「フェーズが進んでいるか」です。お見合い→仮交際→真剣交際と、段階が動いているなら順調。同じフェーズをぐるぐる回っているなら、この先を読んでください。
期間で言えば、相談所の成婚までの活動期間は1年前後が一つの目安とされています。「何人目か」を数えるより、「1年後にどのフェーズにいたいか」から逆算するほうが、迷いがずっと減ります。
「もっといい人がいるかも」病の正体——あなたの欲深さではない


決められない自分を責める前に、仕組みを知ってください。「もっといい人がいるかも」は、選択肢が多い環境が自動的に生む錯覚です。
心理学では「選択肢が多いほど満足度が下がる」ことが知られています。ジャムの種類が多すぎると買えなくなる、有名な実験と同じ。検索すれば次の候補が無限に出てくる婚活は、構造的に「決めにくい場」なんです。
だから、決められないのはあなたの性格の欠陥ではありません。環境がそうさせている。そして環境のせいなら、対策も環境側に打てます。それが、これからお話しする「物差しづくり」です。
数学の世界には「秘書問題」という有名な答えもあります。候補者から最良の一人を選ぶには、最初の約37%は基準づくりのために見送り、それ以降に「今までで一番いい」と感じた人に決めるのが最適——という理論です。
この理論の本当の教訓は「37%」という数字ではありません。「探索には終わりを決めるべきで、比較を永遠に続けると最良の人を逃す」という部分です。あなたがいま感じている「もっといいかも」は、この理論が警告する罠そのものです。
もうひとつ、冷静になれる事実を。あなたが想像する「もっといい人」は、条件も性格も外見も完璧な、頭の中の合成写真です。実在の人間は全員、何かが欠けています。合成写真と実在の人を比べたら、実在の人が負けるに決まっている。その比較、そもそも不公平だと思いませんか。
「いままで会った中で一番一緒にいて楽だな」と気づいた人が、いまの夫です。過去の比較対象がいたからこそ、確信が持てた。それまでの「決められなかった出会い」は、無駄じゃなかったんです。
決められる人がやっている「基準づくり」3ステップ


ステップ1:絶対条件を「2つまで」に絞る
年収・身長・学歴・住まい・価値観・清潔感……条件を10個持っている人は、全項目で70点の人を探しています。そんな人は、いません。
「これがないと結婚生活が成り立たない」という条件だけを、2つまで選んでください。わたしの場合は「金銭感覚が近い」と「話し合いができる」でした。それ以外は、全部「あれば嬉しい」に格下げする。この作業だけで、見える景色が変わります。
「2つに絞れない」と感じたら、こう自問してみてください。「その条件が欠けた人と結婚した未来と、独身のままの未来、どっちを選ぶ?」。独身を選ぶレベルのものだけが、本物の絶対条件です。
ステップ2:「加点」ではなく「減点されない」で見る
ときめき・年収・見た目のような加点要素は、結婚生活の中でどうしても変動します。一方、「一緒にいて疲れない」「食事のペースが合う」「沈黙が気まずくない」という減点されない快適さは、何十年も効き続けます。
デートの帰り道に、自分にこう聞いてください。「今日、わたしは何回、無理して笑ったか」。ゼロに近い相手は、かなりの有望株です。
もうひとつの試金石は「疲れているときに会いたいか」。元気な日のデートは誰とでも楽しい。仕事でぐったりした金曜の夜、それでも顔を見たいと思えるかどうか——結婚生活は、元気じゃない日のほうが多いのですから。
ステップ3:「嫌なところ」を先に探して、許せるか確かめる
逆説的ですが、決められる人は相手の欠点を早めに見つけにいきます。完璧な人を探すのではなく、「この欠点となら暮らせるか」を確かめるのが交際の目的だからです。
「優しいけど優柔不断」「几帳面だけど細かい」。長所と短所はコインの裏表です。裏面を見てから「それでも、あり」と思えた相手なら、結婚後に幻滅する落差がありません。むしろ「欠点込みで選んだ」という事実が、結婚後のあなたを支えてくれます。
\ この章のポイント /
- 絶対条件は2つまで。残りは「あれば嬉しい」に格下げ
- 「無理して笑った回数」が少ない相手は有望株
- 欠点を先に見て「この欠点となら暮らせるか」で判断する
それでも決められないときは——一人で抱えず、期限を切る


基準を作っても迷いが消えないなら、次の2つを試してください。
ひとつは、交際ごとに「判断の期限」を切ること。「この人とは、あと3回会って決める」と先に宣言する。期限のない比較は、脳が一番楽な「先送り」を選び続けます。
もうひとつは、迷いを第三者に話して言語化すること。友人でもいいのですが、婚活の文脈が分かる相談所の担当者だと、話が早い。「何に引っかかっているのか」を口に出すと、答えが自分の中にあったと気づくことが多いんです。
ちなみに、迷いの原因が「相手」ではなく「疲れ」のこともあります。判断力は体力と一緒に落ちるので、ヘトヘトの状態で人生の決断をするのは危険です。その場合は決断を保留して、まず1〜2週間の休息を。休んでから見ると、同じ相手が違って見えることは本当にあります。
いまの活動環境に「決断の壁打ち相手」がいないなら、それは環境を見直すサインかもしれません。定期面談で振り返りまで付き合ってくれるパートナーエージェントのような伴走型なら、決められない期を一人で漂流せずに済みます。
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仮交際の進め方そのものに悩んでいる方は、仮交際が進展しないときの記事もあわせて読んでみてください。
「何人目で決める」のよくある質問
- 1人目で「いいな」と思ったら、決めてもいいのでしょうか?
決めて構いません。ただし「他を知らない不安」が後から出やすいのも事実です。並行して2〜3人とお見合いだけして、「比較しても、やっぱりこの人」と確認しておくと、迷いなく進めます。それも相談所婚活のルール内の行動です。
- たくさん会いすぎて、疲れてきました。
会う数を増やすフェーズは、もう終わっているのかもしれません。新規のお見合いをいったん止めて、いま仮交際中の人と深く会う期間に切り替えてみてください。疲れが強いなら婚活疲れの立ち直り方も参考に。
- 「妥協して決める」のと「基準で決める」の違いが分かりません。
妥協は「本当は嫌だけど、仕方なく受け入れる」こと。基準で決めるのは「自分にとって大事な2つが満たされているから、残りは手放す」こと。前者は結婚後に不満として噴き出しますが、後者は納得なので噴き出しません。主語が「仕方なく」か「自分で選んだ」かの違いです。
- 決めた後に「本当にこの人でよかったのか」と不安になります。
その不安は、真剣に選んだ人ほど感じる正常な反応です。「迷いゼロの決断」は存在しません。不安が出たら、決めた理由(絶対条件2つ)を思い出してください。理由で決めた決断は、感情が揺れても土台が崩れません。
まとめ|人数を数えるのをやめて、物差しを作る
- 相場はお見合い10〜20人・仮交際3〜5人。ただし人数に正解はない
- 「もっといい人がいるかも」は選択肢過多が生む錯覚。比較の無限ループは最良の人を逃す
- 絶対条件2つ・無理して笑った回数・欠点を許せるか。物差しを先に作る
- 決められないときは期限を切って、第三者に壁打ちする
「何人目で決めるか」を数えている間は、たぶんまだ物差しがありません。物差しができると、人数は関係なくなります。「今までで一番、無理せず笑えた人」——それがあなたの答えになる日は、意外と近いですよ。




















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