お見合いやデートの帰り道、電車の座席に沈むようにして「なんでこんなに疲れているんだろう」と思ったことはありませんか。
相手は感じの悪い人ではなかった。怒鳴られたわけでも、失礼なことを言われたわけでもない。ただ、ずっと自分の話をしていて、こちらには一度も質問してこなかった。それだけです。
それだけなのに、どっと疲れている。わたしはこの疲れを、軽く見なくていいと思っています。
先に答えを書きます。質問してこない理由は、大きく2つに分かれます。ひとつは興味がないから。もうひとつは、会話の仕方を知らないからです。
そして、この2つを外から見分けるのは、ほぼ無理です。だからわたしは、見分けるのをやめました。
代わりにやることはひとつ。1回だけ、こちらからボールを渡してみる。その反応で決める。それだけです。
「興味がないなら、なんで会ってくれるの?」と思いますよね。わたしもそこでずいぶん止まりました。
この記事では、質問してこない男性の背景を5つに整理したうえで、「1回だけ試して、その反応で決める」具体的なやり方を書きます。
先に立場を言っておきます。わたしなら、こちらから2つ質問して、1つも返ってこなかった時点で見送ります。
ただし、男性を責める記事にはしません。緊張している人、話し方を習う機会がなかった人は、実際にいます。そこは分けて考えます。
- 質問してこない理由は「興味がない」か「会話の仕方を知らない」の2つ
- 外から見分けるのはほぼ無理なので、見分けようとしない
- こちらから2つ質問を渡して、返ってくるかどうかで決める
- 返ってこなければ見送る。会話は練習で直るが、直す気があるかは別
【結論】質問してこない理由は2つ|でも、見分けなくていい
もう一度、整理します。自分の話ばかりして質問してこない男性の背景は、ざっくり2つに割れます。
| タイプ | 中身 | その場での見え方 |
|---|---|---|
| ①興味がない | あなたを知ろうと思っていない。場を埋めているだけ | 自分の話が続く。相づちが雑 |
| ②会話の仕方を知らない | 興味はあるが、質問という発想がない/緊張で頭が回らない | 自分の話が続く。相づちが雑 |
表を見てもらうと分かります。「その場での見え方」が、まったく同じなんです。
興味がない人も、緊張している人も、外から見ると「自分の話ばかりする人」になります。目つきや声のトーンで見抜けると書いている記事もありますが、わたしは信用していません。
だって、興味があっても目を合わせられない人がいますし、興味がなくてもにこにこ話す人がいます。1回か2回会っただけの相手で、そこを当てにいくのは無理があります。
見抜こうとすると、相手の一挙一動を採点することになります。それが何より疲れます。
見分けるのをやめて、判断軸を入れ替える
そこで、軸を変えます。「この人はどっちのタイプか」ではなく、「ボールを渡したら返ってくるか」で見ます。
この軸のいいところは、相手の内面を推測しなくていいことです。返ってきたか、返ってこなかったか。事実だけで判断できます。
- こちらから、答えやすい質問を2つ渡す
- 相手がそれに答えたあと、こちらに何か聞き返してくるかを見る
- 2つとも聞き返しがなければ、見送る
やることはこれだけです。詳しいやり方は記事の後半に書きます。
なお、「2つ」という数字は、わたしが自分で決めた区切りです。調査の結果でも、心理学の定説でもありません。1回では偶然が混ざるし、3回以上渡すとこちらが消耗するからです。
相手の頭の中を当てにいかない。ボールを渡して、返ってくるかを見る。
自分の話ばかりする男性に疲れるのは、当然です
まず、ここをはっきりさせておきたいです。あの疲れは、あなたの心が狭いから出ているものではありません。
自分の話ばかりする人と1時間半向き合うと、こちらは無意識に、たくさんの仕事をしています。
| その場で起きていること | あなたがやっている作業 |
|---|---|
| 相手が趣味の話を10分続ける | 知らない分野の話に相づちを設計し続ける |
| 会話が途切れそうになる | 次の話題をこちらが用意する |
| 相手が黙る | 沈黙の気まずさをこちらが引き受ける |
| 相手が自慢めいた話をする | 否定せず、持ち上げすぎず、着地させる |
| 店を出る時間が近づく | 次に会うかどうかの空気まで、こちらが作る |
これ、全部こちらの労働です。しかも、相手からは「楽しかったです」と言われる。だから、なおさらもやもやします。
「楽しかったです、またぜひ」って言われると、こっちだけ疲れてるのおかしいのかなって思っちゃうんです。
おかしくないです。楽しかったのは事実で、疲れたのも事実。両方あっていいんです。
「聞き上手だね」と言われる人ほど消耗しやすい
人の話をきちんと聞ける人ほど、この形の疲れを溜めます。相手が気持ちよく話せてしまうので、相手はそのまま話し続けるからです。
そして最後に「話しやすい人でした」と褒められる。褒められているのに、なぜか報われた気がしない。それは、あなたのことが1ミリも知られていないからです。
- 帰り道に、自分が何を話したか思い出せない
- 相手の職歴や趣味は詳しく言えるのに、逆はない
- 「また会いたい」より先に「ちょっと休みたい」が来る
ひとつでも当てはまったら、その日の会話は往復していません。片道です。
相手の話を聞くのが疲れるのではありません。会話の進行役を、ひとりで無償で引き受けているのが疲れるのです。
質問してこない男性の背景|考えられる5つ
「見分けなくていい」と書きましたが、背景を知っておくこと自体には意味があります。知っていると、必要以上に自分を責めずに済むからです。
ここでは5つに整理します。ただし、これはわたしが婚活中に見聞きした範囲での整理で、調査データでも統計でもありません。
- そもそも興味がない
- 緊張で頭が真っ白になっている
- 質問するのは失礼だと思っている
- 会話を「発表」だと思っている
- 人の話に関心が向かない
| 背景 | 起きていること | 直る見込み |
|---|---|---|
| ①そもそも興味がない | 時間を埋めに来ている。誰でもよい | ない |
| ②緊張で頭が真っ白 | 沈黙が怖くて、知っている話を流し続けている | ある |
| ③質問=失礼だと思っている | 踏み込むのは無礼だと教わってきた | ある |
| ④会話を「発表」だと思っている | 自己紹介=持ち球を全部出すこと、と理解している | ある |
| ⑤人の話に関心が向かない | 聞く姿勢そのものが習慣にない | ほぼない |
①そもそも興味がない
いちばんシンプルな理由です。あなたを知る気がないので、質問が出てきません。
ただ、ここで多くの人がつまずきます。「興味がないなら、なぜ会うのか」という疑問です。答えは身も蓋もなくて、会うこと自体が目的になっている人がいるからです。
数をこなしている、家族に急かされている、断るのが面倒。理由はいろいろですが、あなたの問題ではありません。
②緊張で頭が真っ白になっている
これは実在します。沈黙が怖い人は、沈黙を作らないために喋り続けます。
本人としては「場を持たせなきゃ」と必死なのですが、結果として自分の話しか出てこない。終わったあとに「全然聞けなかった」と落ち込んでいるタイプです。
③質問するのは失礼だと思っている
年齢、仕事、家族、過去の交際。婚活の場は、踏み込んだ話題が多いです。「聞いたら失礼だ」と身構えて、何も聞けなくなる人がいます。
この人は、質問してこないというより質問を封じている状態です。安全な話題をこちらから示すと、急に会話が動くことがあります。
④会話を「発表」だと思っている
自己紹介の場だと理解しているので、持っているカードを順番に出していきます。仕事、年収、住まい、趣味、家族構成。
ご本人は誠実に取り組んでいるつもりです。ただ、会話はプレゼンではなくキャッチボールだ、と誰にも教わっていないのです。
⑤人の話に関心が向かない
これは②〜④と決定的に違います。聞く気そのものが、習慣にないタイプです。
こちらが話し始めても、途中で自分の話に戻します。何を言っても最終的に相手の話題に着地するなら、結婚してからも同じことが起きます。
緊張してるだけかも、と思い続けて、半年かけて⑤だったと分かるのがいちばんつらいです。だから、わたしなら早めに試します。
どの背景でも、その場での見え方は同じです。だから背景の特定は諦めて、「ボールが返るか」で判断します。判断が早いほど、あなたの時間が減りません。
女慣れしていない男性の「あるある」と、その扱い方
ここで、少し優しい話をします。女慣れしていない男性は、本当にいます。ばかにする意味ではなく、事実として存在します。
そして、その人たちの多くは悪意がありません。ただ、経験がないだけです。
よくある女慣れしてない男あるあるを、先に並べておきます。
- 質問してこないのに、帰り際だけ「また会いたいです」と言う
- 店でメニューを開いたまま、いつまでも決まらない
- こちらが笑うと、なぜか少し驚いた顔をする
- 連絡が「明日よろしくお願いします」だけで終わる
| 女慣れしていない人のあるある | 裏で起きていること | こちらの扱い方 |
|---|---|---|
| 質問してこない | 何を聞けばいいか分からない | 答えやすい話題をこちらから1つ出す |
| 店も時間も決めてくれない | 外すのが怖くて決められない | 2択にして渡す |
| 相づちが「へえ」だけ | 感想の語彙が出てこない | 1回だけ待ってみる |
| 敬語がやたら硬い | 距離の詰め方が分からない | こちらが少し崩す |
| 褒め方が唐突 | 褒めるべきだと思って絞り出している | 受け取って流す |
| 連絡が事務連絡だけ | 雑談の送り方を知らない | 雑談を1通送ってみる |
この表でお伝えしたいのは、「扱い方」の欄が、どれも一回で終わる作業だということです。
1つ話題を出す。2択で渡す。1通送ってみる。ここまでは、してあげてもいいとわたしは思います。
でも、それを毎回、何十回も続けるのは違います。それは付き合いではなく、教育です。
育てればいい人になるかも、と思ったことがあるなら、一度だけ立ち止まってください。育てる側は、いつ休めるんでしょうか。
「不慣れ」と「不誠実」は、意外とはっきり分かれる
見分けにくいと書いてきましたが、ひとつだけ、わりと分かりやすい線があります。
- 不慣れな人は、こちらが助け舟を出すと乗ってくる
- 不慣れな人は、あとから「うまく話せなくてすみません」と言う
- 不慣れな人は、次に会うとき少し改善している
- 不誠実な人は、助け舟を出しても自分の話に戻る
- 不誠実な人は、こちらの話の途中でスマホを見る
- 不誠実な人は、次に会っても何ひとつ変わらない
ポイントは「助け舟に乗るかどうか」です。乗ってくる人は、まだ見込みがあります。
ただし、助け舟を出すのは1回だけと決めておいてください。ここを決めておかないと、何度でも出してしまうのがわたしたちです。
わたしが会った、忘れられない人の話
婚活中、何か言うたびに「ワッツ?」と聞き返してくる男性に会ったことがあります。英語を話せる方ではありませんでした。
たぶん、場を和ませようとしていたんだと思います。緊張していたのかもしれません。でも、わたしの言葉はそのたびに止まりました。
悪い人ではなかったと思います。ただ、こちらの話が進まない時間が続くと、人は静かに話す気をなくします。
悪い人じゃない、は続ける理由にはならない。それを、あのとき覚えました。
助け舟は1回だけ出す。乗ってきたら、もう少し見る。乗ってこなければ、不慣れではなく相性の問題として処理する。
受け身な男性がめんどくさいと感じるとき、何が起きているか
質問してこない人は、たいてい決めてもこないです。この2つはセットで現れます。
「どこでもいいです」「合わせます」「お任せします」。優しさのようで、実は全部こちらに渡されています。
| 受け身の種類 | 言い方の例 | めんどくさくなる境目 |
|---|---|---|
| 店を決めない | 「どこでもいいですよ」 | 2回目以降も同じなら赤信号 |
| 日程を出さない | 「いつでも空いてます」 | 候補日を一度も出さないなら赤信号 |
| 話題を出さない | 沈黙のまま待つ | こちらが振った話題に乗るだけなら黄色 |
| 感想を言わない | 「いいと思います」 | 理由が一度も出てこないなら黄色 |
| 次の約束を言わない | 「また連絡します」 | 期日が出てこないなら赤信号 |
ここで大事なのは、受け身そのものが悪いのではなく、「受け身が固定されている」のが問題だということです。
初回で緊張して決められないのは、わかります。2回目もすべてこちら。3回目もすべてこちら。ここまで来たら、それはその人の性質です。
「めんどくさい」は、未来を先に見た感覚
受け身な人に対して「めんどくさい」と感じるとき、あなたは、たぶん先を見ています。
- この人と暮らしたら、献立も休日も全部わたしが決めるのでは
- この人と親に会いに行くとき、段取りも全部わたしでは
- この人と何かあったとき、動くのはわたしでは
この直感は、けっこう当たります。デートで決められない人が、生活で急に決められるようになることは、まずありません。
だから「めんどくさい」を、わがままだと思わないでください。あれは、先の生活を試算した結果です。
デートの回数ごとに何を見ればいいかは、仮交際が進展しない…3回目で会話が尽きるあなたへにも書いています。会話が続かないほうの悩みなら、お見合いで会話が続かないときの組み立て方もあわせてどうぞ。
初回の受け身は緊張。2回目以降も全部こちら任せなら、それはもう性質です。緊張は薄れますが、性質は薄れません。
わたしなら、1回だけボールを渡します|具体的な試し方
ここからが本題です。見分けるのではなく、1回だけ試して決める。その具体的なやり方を書きます。
難しいことはしません。やるのは2つだけです。
- 相手が答えやすい質問を、こちらから1つ投げる
- その答えに軽く反応したあと、自分の話を短く1つ添える
ポイントは②です。自分の話を短く置いて、相手が拾うかを見ます。これがボールを渡すという意味です。
ボールの渡し方|そのまま使える3パターン
| こちらのセリフ | 渡しているボール | 返ってきた合図 |
|---|---|---|
| 「休日はどう過ごされてますか? わたしは最近、朝に散歩するのが好きなんです」 | 自分の習慣 | 「散歩どのへんで?」など、散歩の話に触れる |
| 「お仕事、忙しい時期ですか? わたしは今ちょうど落ち着いてて」 | 自分の状況 | 「落ち着いてる時期って何してるんですか?」と聞く |
| 「ここのお店、雰囲気いいですね。わたし、静かなお店のほうが話しやすくて」 | 自分の好み | 「静かなほうが好きなんですね」と受けて広げる |
難しく聞こえるかもしれませんが、「質問+自分の話ひとこと」という形にするだけです。
添える自分の話は、次の条件を満たしていれば何でも構いません。
- 一文で終わる短さ
- 相手が知らなくても困らない内容
- 掘り下げようと思えば、いくらでも掘れる話
相手に興味がある人、あるいは会話を直す気がある人は、たいてい何か拾ってきます。完璧な返しでなくて構いません。「散歩、いいですね」だけでも拾ったうちに入ります。
返し方が下手でもいいんです。見ているのは上手さではなく、こちらに向き直ったかどうかです。
判定はこうします
| 2回渡した結果 | わたしの判断 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 2回とも拾ってきた | 会話は往復している | もう1回会ってみる |
| 1回だけ拾ってきた | 緊張の可能性あり | 次回にもう2回だけ渡す |
| 2回とも素通り | こちらに向く気がない | 見送る |
ここで大事なのは、渡す回数を先に決めておくことです。その場の空気で回数が増えると、判定ができなくなります。
わたしなら、この日はもう渡しません。2回渡して素通りされたら、残りの時間は普通に過ごして、その日のうちに気持ちを決めます。
- 「今日はたまたま調子が悪いのかも」と3回目を渡す
- 相手が答えやすいように、質問をどんどん簡単にしてあげる
- 沈黙が怖くて、結局こちらが喋って終わる
この3つをやると、判定が永遠に終わりません。やさしさが、時間を溶かします。
会う前に、会話の相性を相談できる場もあります
ここまで読んで、「そもそも毎回これを自分でやるのがしんどい」と思った方もいると思います。わたしも同じでした。
アプリだと、会ってみるまで会話の相性が分かりません。わたし自身、マッチングアプリで30人とやり取りして、一度も会えなかった時期があります。
一方で結婚相談所には、会う前に「この人は口数が少ないタイプです」といった話を、担当者に聞ける場があります。相手の性格や話し方の傾向を、事前に確認したうえで会うかどうか決められるということです。
相談所を20社以上くらべたなかでも、担当者との距離が近く、会う前の相談がしやすいところはあります。ラポールアンカーは無料相談があるので、「会話が合わない人ばかりで疲れている」という悩みを、そのまま話してみるのもひとつです。
※無料相談は話を聞くだけでも大丈夫です。
- 答えやすい質問を1つ投げる
- そのあと、自分の話を短く1つ添える
- 拾ってくるかを見る。これをその日2回まで
それでも返ってこなかったときの、見送り方
2回渡して、2回とも素通りされた。そのときにどうするか、先に決めておきます。
- その日は、いつもどおりに過ごして帰る
- 帰宅後、気持ちが動いていないことを確かめる
- 翌日か翌々日に、短く見送りを伝える
わたしなら、その場では何も言わず、後日ていねいに見送ります。その場で指摘しても、たいてい良い結果になりません。
断り方は「理由を作らない」のがコツ
| 場面 | 使える言い方 | 避けたい言い方 |
|---|---|---|
| 相談所経由 | 「ご縁がなかったということで、お断りさせてください」 | 「もっと質問してくださったら…」と改善案を添える |
| アプリ・知人紹介 | 「お会いできてうれしかったです。今回はご縁がなかったということで」 | 「話が合わなかったので」と理由を具体化する |
| 相手から次の誘いが来た | 「ありがとうございます。ただ、お気持ちに沿えず申し訳ありません」 | あいまいに返して先延ばしにする |
理由を具体的に書くと、反論の余地を渡すことになります。「次は気をつけます」と言われて、断りきれなくなるパターンです。
「ご縁がなかった」は、逃げではなく作法です。これ以上いい断り方は、たぶんありません。
せっかく時間を作ってもらったのに悪いかな、と思う人ほど、この一文を覚えておいてください。
「直る可能性」を捨てきれないときは
会話は技術です。練習すれば、たいていの人はうまくなります。ここは断言していいと思っています。
ただし、技術が直るかどうかと、直す気があるかどうかは、まったく別の話です。
そして、直す気があるかどうかは、ボールを1回渡せば分かります。直す気がある人は、こちらが差し出したものに手を伸ばします。
手を伸ばさなかった人に、「いつか伸ばすかもしれない」と賭けるのは、あなたの時間を担保に入れる行為です。わたしなら、その賭けはしません。
ちなみに、好意がある人の振る舞いについては好きな女性にだけする男性の愛情表現にまとめました。あわせて読むと、「向いているかどうか」の判断がしやすくなります。
- その場では指摘しない。後日、短く伝える
- 理由は具体化しない。「ご縁がなかった」で止める
- 返信が来ても、同じ文を繰り返すだけでいい
【注意】会話を盛り上げるのは、あなたの仕事ではありません
この手の悩みを調べていくと、かなりの確率で「女性側の聞き方を工夫しましょう」という話に行き当たります。
わたしは、そこには乗りません。会話が片道になっているとき、直すべきなのは、片道にしている側です。
わたしの話し方が悪いのかな、と検索してここに来た方へ。それ、たぶん違います。
やってもいいことは、これくらいです。
- 答えやすい質問を1つ出す
- 自分の話を短く置いてみる
- 店や日程を2択にして選んでもらう
- 助け舟を1回だけ出す
- 自分が疲れたら、そこで終える
反対に、やらなくていいことはこちらです。
- 相手が話しやすい話題を、毎回探してあげる
- 沈黙が出るたびに埋める
- 店も日程も毎回こちらが決める
- 会話の練習相手になってあげる
- 疲れていないふりをして、次も会う
上のリストは、どれも10分もかからない作業です。下のリストには、終わりがありません。
そして、右の欄を引き受けている限り、相手は一生変わりません。変わる必要がないからです。
「盛り上げ役」を続けた先にあるもの
仮に、あなたが頑張って会話を成立させたとします。相手は「話しやすい人だ」と感じ、交際に進むかもしれません。
でも、その関係はあなたが盛り上げ続けることで成り立っています。やめた瞬間に止まります。
結婚は、体調の悪い日も、仕事がつらい日もあります。そういう日に、会話を回す気力があるとは限りません。
だから、元気なときの自分を基準に相手を選ばないでください。疲れている日の自分でも続けられるかどうか。わたしは、そこで見ます。
いまは頑張れるから大丈夫、はいちばん危ない判断です。頑張らなくていい相手が、どこかにいます。
会話の進行役、沈黙の処理、話題の用意、店と日程の決定。これを毎回ひとりで背負う義務は、あなたにはありません。
ここまでの内容を、1枚の表に
判断に迷ったとき用に、回数ごとの目安をまとめておきます。あくまでわたしが自分で決めている区切りで、決まりごとではありません。
| 回数 | 相手に質問されなかったとき | こちらがすること |
|---|---|---|
| 1回目 | 緊張の可能性が高い | ボールを2回渡してみる |
| 2回目 | 不慣れか、関心がないか | 助け舟を1回だけ出す |
| 3回目 | これがこの人の平常運転 | 見送りを決める |
3回という数字にも根拠はありません。ただ、3回会って一度も質問されないなら、それはもう例外ではなく通常です。
そもそも会う前の段階で消耗しているなら、アラフォー婚活で出会う「やばい男」7パターンもあわせて確認しておくと、無駄な1回を減らせます。
気持ちで判断すると、体調の良い日と悪い日で結論が変わります。先に回数を決めておけば、その日の気分に判断を預けずに済みます。
よくある質問
質問してこない=脈なし、と考えていいですか?
いいえ、そうとは限りません。興味がない人も、会話の仕方を知らない人も、同じ見え方になります。ただしこちらが疲れることは、どちらでも変わりません。脈の有無を当てにいくより、ボールを渡して反応を見るほうが早いです。
こちらから質問ばかりしてしまいます。やめたほうがいいですか?
やめる必要はありませんが、質問のあとに自分の話を1つ添えてみてください。質問だけだと、相手は答えるだけで会話が終わります。自分の話を置くことで、相手が拾うかどうかを見られます。
2回渡すというのは、同じ日に2回ですか?
はい、同じ日に2回です。時間を空けて、会話の前半で1回、後半で1回が目安です。連続して渡すと、詰めているように見えてしまうので避けています。
相手が緊張しているのが明らかなときも、同じ基準で切りますか?
1回目は切りません。明らかに緊張している人には、2回目まで見ます。ただし2回目も同じなら、緊張ではなく話し方の習慣だと考えます。緊張は2回目にはかなり薄れるものだからです。
「質問してくれると嬉しいです」と直接伝えるのはアリですか?
アリです。ただし伝えるのは1回までにしてください。伝えて改善するなら見込みがあります。伝えても変わらないなら、それは伝わらなかったのではなく、直す気がなかったということです。
受け身な人でも、付き合えば変わることはありますか?
変わる人はいます。ただ、変わるきっかけは本人の意思であって、こちらの働きかけではありません。こちらの努力で変えられるという前提で始めると、長く消耗します。
メッセージのやり取りでも同じ見方ができますか?
できます。むしろメッセージのほうが分かりやすいです。こちらの文章に一度も触れず、自分の話だけ返ってくるなら、対面でも同じことが起きます。文面は残るので、あとから読み返して確認もできます。
見送ったあと、後悔しそうで踏み切れません。
踏み切れないときは、「この人と、疲れている日に会いたいか」を考えてみてください。元気な日ならなんとかなる相手は、たくさんいます。判断は疲れている日の自分に合わせるほうが、あとで後悔しません。
【まとめ】見分けるのをやめて、1回渡して決める
最後に、もう一度だけ整理します。
- 質問してこない理由は「興味がない」か「会話の仕方を知らない」の2つ
- その場での見え方は同じなので、見分けようとしない
- 質問を1つ投げ、自分の話を短く添えて、拾うかを見る
- その日2回渡して、2回とも素通りなら見送る
- 会話は練習で直る。でも、直す気があるかどうかは別
- 会話を盛り上げるのは、あなたの仕事ではない
質問してこないのは、興味がないからとは限りません。でも、こちらが疲れることは変わりません。
そこを混ぜて考えると、いつまでも判断がつきません。相手の事情は相手のもの。あなたの疲れは、あなたのものです。
わたしは婚活に2年半かかりました。長かったのは、迷う時間が長かったからです。「この人はどういう人なんだろう」を考えている時間が、いちばん減らせる時間でした。
「今日できることなんて、何もない気がします」という日もあります。それでも、次の1回の準備だけはできます。
今日できる、ひとつのこと
今日やることは、たったひとつです。次に会う人に渡す「自分の話ひとこと」を、いまメモしておく。
「朝の散歩が好き」でも「最近ドラマにはまっている」でも構いません。一行で十分です。
それを用意しておけば、次の場でボールを渡せます。そして、その日のうちに判断できます。
急がなくていいです。でも、迷い続ける時間だけは、なるべく短くしてあげてください。あなたの時間です。
次に会う人へ渡す「自分の話ひとこと」を、スマホのメモに一行書く。それだけで、次の1回の判断が早くなります。
会話の合う人に出会うまでの過ごし方は、2年半の婚活体験談にも書きました。相談所を検討するならアラフォー向け結婚相談所ランキングもどうぞ。













コメント