料金表の「入会金」の欄を見て、ため息がひとつ。これを払って、結婚できなかったらどうしよう。
途中でやめたら、お金は戻ってくるのか。「返金保証あり」と書いてある相談所は、本当に返してくれるのか。検索窓に「結婚相談所 返金」と打ったのは、たぶんそんな夜だと思います。
- 入会金と月会費を足したら20万円を超えて、申し込みボタンの前で止まっている
- 途中でやめたら、払ったお金がまるごと消えるのではと怖い
- 「返金保証」の文字を見たけれど、何が起きたら返ってくるのか分からない
先に、安心できる数字をひとつだけ置きます。活動が始まる前にやめたなら、相談所があなたに請求できるのは最大3万円まで。国が決めたルールです。
- 「結婚できなかったから全額返金」という仕組みは、法律にはありません。あるのは各社が独自に決めた保証だけです
- そのかわり、途中でやめたときに相談所が取っていい金額の上限が法律で決まっています
- 戻る額は「先にいくら払っているか」と「入会金をどう扱う契約か」で大きく変わります。この記事で計算例を3つ出します
- 返金保証の多くは「成婚できなかったら」ではなく、「一定期間にお見合いや交際がなかったら」が条件です
お金のことを怖がるのは、慎重な証拠です。わたしも料金表の前で何度も固まりました。この記事では「いくら戻るか」を、電卓で確かめられる形にしていきます。
保証の条件は、公式サイトの文字だけでは読み切れない部分があります。いちばん確実なのは、無料相談で「途中でやめたらいくら戻るか」を直接聞くことです。パートナーエージェントは全国に店舗がある結婚相談所で、コースによって月会費の保証をつけています。
※保証があっても、返金が約束されるわけではありません。条件を聞くだけの相談で大丈夫です
結婚相談所の返金が不安になるのは当然|知恵袋に届いた3つの相談
まず、あなただけが心配しすぎているわけではない、という話から。Yahoo!知恵袋には、結婚相談所をやめるときのお金の相談が実際にいくつも投稿されています。
39歳の女性の投稿では、入会して半年、お見合いが一度も成立しないまま退会を申し出たら、引き止められたという相談が書かれていました(Yahoo!知恵袋)。
別の投稿では、契約から9日後にクーリング・オフを申し出たところ、期間が過ぎていると言われ、解約料と月会費で約3万5千円を求められたという相談があります(Yahoo!知恵袋)。
30代の男性からは、成婚しなくても退会料23万円がかかる契約に署名していた、という相談も寄せられていました(Yahoo!知恵袋)。
3つとも、共通しているのは同じことです。契約する前に「やめたらいくらかかるのか」を知らなかった。金額そのものより、出口の値段が見えていなかったことが苦しさの正体でした。
こういう話を読むと、やっぱり入らないほうがいいのかなって思ってしまって
その気持ち、よく分かります。でも、この3件はどれも「知っていれば防げた」話なんです。知る順番さえ守れば、同じ目には遭いません。
- 返金の相談は、特別な人だけのものではない
- 困った人の多くは、契約前にやめたときの金額を確かめていなかった
- 逆に言えば、契約前に数字で確かめれば防げる
【結論】結婚相談所の返金|法律で「相談所が取っていい上限」が決まっている
結婚相談所の契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。期間が2か月を超え、金額が5万円を超える契約が対象で、一般的な結婚相談所はほぼ当てはまります。
この法律があるので、契約期間の途中でも、理由を問わずやめられます。そして、やめたときに相談所が請求していい金額には、次の上限があります。
| やめたタイミング | 相談所が請求できる上限 |
|---|---|
| サービスが始まる前 | 3万円 |
| サービスが始まったあと | すでに受けたサービスの代金 + 「2万円」か「契約残額の20%」の安いほう |
※出典:消費者庁「特定商取引法ガイド|特定継続的役務提供」(2026年9月23日確認)
「契約残額」とは、ざっくり言うとまだ受けていないサービスの代金のことです。先に払ったお金がこの上限より多ければ、相談所は差額を返さなければなりません。
消費者庁のQ&Aには、はっきりこう書かれています。事業者がこの額を超えて受け取っている場合には、超過部分を速やかに返還しなければならない(消費者庁「特定継続的役務提供Q&A」A13)。
クーリング・オフ(書面を受け取ってから8日以内なら無条件で解約)や、退会の手続きの流れは、結婚相談所の退会・休会と違約金をまとめた記事にくわしく書きました。この記事では、実際にいくら戻るのかに絞ります。
- 始まる前にやめたら、相談所が取れるのは最大3万円
- 始まったあとは、受けた分の代金+最大2万円(残りの20%のほうが安ければそちら)
- 払いすぎていたら、差額は返してもらえる
結婚相談所の中途解約で戻る金額|3か月目にやめたときの計算例
ここからが本題です。数字があると、怖さはぐっと小さくなります。
計算例は、次の架空のプランで考えます。実在の相談所の金額ではなく、あくまで計算の目安です。実際の返金額は、あなたの契約書に書かれた精算方法で決まります。
| 項目 | 架空プランの金額 |
|---|---|
| 入会金 | 100,000円 |
| 月会費 | 15,000円 |
| 契約期間 | 1年(12か月) |
使う式は1本だけです。戻るお金 = 払ったお金 -(受けたサービスの代金 + 2万円か残額20%の安いほう)。
例1|入会したけれど、活動が始まる前にやめた
入会金と最初の月会費を払ったあと、プロフィールが公開される前などに気持ちが変わった場合です。何をもって「始まった」とするかは、契約書面で確かめてください。
| 計算の中身 | 金額 |
|---|---|
| 払ったお金(入会金+初月の月会費) | 115,000円 |
| 相談所が請求できる上限 | 30,000円 |
| 戻るお金(目安) | 85,000円 |
始まる前なら、入会金を含めて多くのお金が戻る計算になります。「合わないかも」と感じたら、早く言うほど戻る額は大きくなります。
例2|1年分を先に払って、3か月目にやめた
月会費を1年分まとめて先払いする契約です。この場合、入会金をどう扱うかで戻る額が大きく変わります。そこで2通り並べました。
| 計算の中身 | A:入会金10万円をまるごと「受けたサービス」と扱う契約 | B:入会金のうち3万円だけを初期費用と扱う場合 |
|---|---|---|
| 払ったお金 | 280,000円 | 280,000円 |
| 受けたサービスの代金 | 145,000円(入会金10万+3か月分4.5万) | 75,000円(初期費用3万+3か月分4.5万) |
| 契約残額の20% | 27,000円 → 2万円のほうが安い | 41,000円 → 2万円のほうが安い |
| 相談所が請求できる上限 | 165,000円 | 95,000円 |
| 戻るお金(目安) | 115,000円 | 185,000円 |
Bの「3万円」は、消費者庁のQ&Aが、始まったあとに初期費用を請求するときの目安になると考えられる額として挙げているものです(同Q&A・A14)。どちらに近くなるかは、次の章で説明します。
例3|月払いの契約で、3か月目にやめた
月会費を毎月払っている場合、先に払っているのは入会金だけです。受けたサービスの代金は毎月払い終わっているので、戻る可能性があるのは入会金の部分だけになります。
| 計算の中身 | A:入会金をまるごと「受けたサービス」と扱う契約 | B:入会金のうち3万円だけを初期費用と扱う場合 |
|---|---|---|
| 払ったお金(入会金+3か月分) | 145,000円 | 145,000円 |
| 相談所が請求できる上限 | 165,000円 | 95,000円 |
| 戻るお金(目安) | 0円(解約料の定めがあれば最大2万円の支払いを求められる計算) | 最大50,000円 |
月払いは、やめたときに戻るお金は少なめです。そのかわり、先に大きく払いすぎていないので、失うお金の上限も見えやすい形です。
ひとつ補足です。契約の終わり近くでやめると、残額が小さくなります。たとえば残り2か月分(3万円)なら、その20%は6,000円。このときは2万円より安い6,000円が上限になります。
計算すると、思っていたより戻る場合もあるんですね。全部消えると思ってました
そうなんです。ただ、例2と例3で分かるとおり、「入会金をどう扱う契約か」で何万円も変わります。次はそこを見ていきます。
- 早くやめるほど戻る額は大きい
- 先払いが多い契約ほど、戻る額も失う額も大きくなる
- 同じ3か月でも、入会金の扱いで戻る額が7万円変わる(例2のAとB)
結婚相談所の入会金は返金される?|「返しません」の特約は無効、ただし全額とは限らない
いちばん気になるところです。消費者庁のQ&Aで確認できた範囲だけ、正確に書きます。
まず、始まったあとの中途解約について、Q&Aは入会金を精算のルールに従って返還すべき性格のものとしています。そのうえで、どちらにも含まれない「入会金は返還しない」といった特約は無効になると書いています(消費者庁「特定継続的役務提供Q&A」A15)。
ただし、ここで話は終わりません。Q&Aは同時に、入会金のうち初期費用として説明できる合理的な費用は請求できると考えられる、とも書いています。実際に請求できるか、いくらかは「個別ケースにより異なります」とのことです。
さらに、始まったあとに初期費用を請求するには、その中身をあらかじめ明らかにし、契約時に渡す書面に「中途解約のときは請求する」と書いておく必要があるとされています(同Q&A・A14、A15)。
| 入会金について | 消費者庁Q&Aで確認できたこと |
|---|---|
| 「入会金は一切返しません」という特約 | 無効になる(A15) |
| 初期費用にあたる部分 | 合理的な費用なら請求できると考えられる(A14・A15) |
| 請求できる金額 | 個別ケースにより異なる。始まる前の上限3万円が目安と考えられる(A14) |
| 請求の条件 | 費目と精算方法を、契約時の書面にあらかじめ書いておく(A14・A16) |
つまり、入会金が戻るかどうかは「ゼロか全額か」ではありません。契約書にどう書いてあるか、その中身が合理的かで変わります。
わたしがここで断言できないのは、あなたの契約書を見ていないからです。手元の書面を読んでも分からないときは、消費者ホットライン188に電話してください。後の章で説明します。
成婚料は、結婚が決まらなければそもそも払わない
成婚料は、お相手と婚約するなど「成婚」が決まったときに払う成功報酬です。結婚できなかった人が払うお金ではないので、返金を心配する必要はありません。
ただ、何をもって「成婚」とするかは相談所ごとに違います。定義の違いは結婚相談所の成婚料を解説した記事にまとめています。
入会時に払うお金は、相談所でこれだけ違う
戻るかどうかが契約しだいになる「入会時のお金」は、そもそもの大きさが相談所によって違います。公式サイトで確認できた2社を並べます。
| 相談所・コース | 入会時に払うお金 | 月会費 |
|---|---|---|
| パートナーエージェント コミットメント | 231,000円(登録料33,000+初期費用198,000) | 26,400円 |
| パートナーエージェント コンシェルジュ | 165,000円(登録料33,000+初期費用132,000) | 18,700円 |
| パートナーエージェント オンライン | 99,000円(登録料33,000+初期費用66,000) | 14,300円 |
| ラポールアンカー(3プラン共通) | 79,800円(入会金69,800+システム登録料10,000) | 4,800〜12,800円 |
※税込。出典:パートナーエージェント「コースと料金」/ラポールアンカー「料金・プラン」(いずれも2026年9月23日確認)
パートナーエージェントは、月会費を毎月26日に口座から引き落とす後払いの形です。
特定商取引法に基づく表記には、後払いのため「役務提供後のご返金には応じられません」と書かれています(パートナーエージェント「特定商取引法に基づく表記」)。月会費を何か月分もまとめて先に払い込む形ではない、ということです。
ラポールアンカーは料金ページに、退会時は契約期間に関わらず違約金は一切発生しないと明記しています。入会金と成婚料は分割払いにも対応しています。
「そもそも入口のお金を小さくしたい」なら、入会時の総額が小さい相談所を選ぶのがいちばん確実です。一括で払うのが不安な方は、結婚相談所の分割払いの記事も参考にしてください。
※入会金69,800円・退会時の違約金なし(公式の料金ページに記載)。話を聞くだけでも大丈夫です
- 言える:「一切返しません」という特約は無効
- 言える:初期費用にあたる合理的な部分は請求されることがある
- 言えない:あなたの入会金がいくら戻るか。契約書しだいなので、分からなければ188へ
結婚相談所の返金保証・出会い保証の中身|条件を公式で読む
「返金保証」「出会い保証」という言葉を見ると、ほっとしますよね。でも、保証があることと、あなたのお金が返ってくることは別の話です。条件を1行ずつ読んでいきます。
返金保証があるところを選べば、とりあえず安心だと思っていました
わたしもそう思っていた時期がありました。でも条件を読むと、「成婚できなかったら返す」という保証はまず見当たりません。何が起きなかったら返るのか、そこを見てください。
パートナーエージェントの「出会い保証制度」は、公式ページが開けなかった
パートナーエージェントには「出会い保証制度」がある、とネット上の多くの記事に書かれています。検索結果にも、公式サイトの「出会い保証制度」というページ名が残っています。
ところが、2026年9月23日にそのページ(p-a.jp/service/repayment/)を開くと、トップページに転送され、制度の中身は確認できませんでした。トップページにも「出会い保証」「返金」という言葉は見当たりませんでした。
ネットの古い記事に書かれた「出会い保証」の条件が、今も同じとは限りません。この記事では、今の公式サイトで確認できたものだけを書きます。
今の公式サイトにあるのは「月会費無料保証」|コミットメントコース限定
現在の「コースと料金」ページで確認できた保証は、「月会費無料保証」です。書かれている内容をそのまま引用します。
コミットメントコースでは、万が一お見合いが成立しなかった場合、月会費を【無料】にいたします。
パートナーエージェント「コースと料金」(2026年9月23日確認)
※コミットメントコース限定です。
※紹介開始翌月から1年間限定です。
| 項目 | 公式ページで確認できたこと |
|---|---|
| 対象コース | コミットメントコースのみ(コンシェルジュ・オンラインは「なし」) |
| 期間 | 紹介開始の翌月から1年間 |
| 条件 | お見合いが成立しなかった場合 |
| 対象になるお金 | 月会費(無料になる) |
| 登録料・初期費用 | 保証の対象とは書かれていない |
| 1か月単位か、1年通してか | 確認できませんでした |
| 対象外になる場合 | 確認できませんでした |
読み方のポイントは3つです。1つ目、無料になるのは月会費で、登録料と初期費用ではありません。コミットメントコースの入会時のお金231,000円は、この保証の外です。
2つ目、条件は「成婚できなかったら」ではなく「お見合いが成立しなかったら」です。お見合いが成立すれば、結婚に至らなくても保証の対象ではない、と読むのが自然です。
3つ目、「お見合いが成立しなかった月の分が無料なのか」「1年間ずっと成立しなかった場合なのか」は、ページの文章からは読み取れませんでした。ここは無料相談でいちばん先に聞いてほしいところです。
保証の細かい条件は、書面で確かめるのがいちばん確実です。パートナーエージェントは全国に店舗があり、オンライン面談もあります。無料相談で「月会費無料保証は、どの月の、どんな条件で無料になりますか」と聞いて、答えを紙かメールでもらってください。
※保証は返金を約束するものではありません。条件を確かめるだけの相談で大丈夫です
他社の返金保証|条件は「成婚」ではなく「お見合い」や「交際」
ほかの相談所の返金保証も、公式ページで確認できたものを並べます。どちらも比較的小さな相談所で、大手ではありません。
| 相談所 | 期間 | 何が起きなければ | 戻るお金 | 注意書き |
|---|---|---|---|---|
| クラブ・マリッジ(ライトコース) | 活動開始から6か月 | 交際に至らなければ | 活動サポート費165,000円 | 制度の適用には一部例外あり |
| 銀座マリアージュクラブ | 活動開始から3か月 | お見合いが成立しなければ | 活動費3か月分 | 本人都合の活動の遅れ・停止は対象外 |
※各社公式ページで2026年9月23日確認。「一部例外」の中身はページに書かれていませんでした
並べてみると、「成婚できなかったら返金」という保証は、確認できた範囲では1つもありません。条件はどれも、一定期間のお見合いや交際です。
そして「本人都合の遅れは対象外」という一文が入っていることが多い。申し込みを出さずに待っていると、保証の外に出てしまうということです。
返金保証を見たら、この4点を確かめる
- 何が起きなかったら返るのか(お見合い・交際・紹介の回答など)
- いつからいつまでか(入会日・紹介開始日・活動開始日で起点が違う)
- 何のお金が返るのか(入会金・登録料・月会費・活動費のどれか)
- 対象外になる条件は何か(本人都合・申し込み数の条件など)
- 保証の条件は「成婚」ではなく「お見合い」「交際」がほとんど
- 返ってくるのは入会時のお金の一部か月会費のことが多い
- ネットの古い記事ではなく、今の公式ページと書面で確かめる
結婚相談所の途中退会で返金トラブルになったら|消費者ホットライン188に相談
「計算と違う金額を言われた」「入会金は一切返さないと言われた」。そんなときに一人で交渉する必要はありません。
電話番号は188(いやや)です。消費者庁の案内によると、地方公共団体が設置している身近な消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してくれる番号です。
| 項目 | 消費者庁の案内で確認できたこと |
|---|---|
| 番号 | 188(局番なし) |
| つながる先 | 身近な消費生活センター・消費生活相談窓口 |
| 相談料 | 無料(窓口につながった時点から通話料はかかる) |
| 利用できる日 | 施設点検日や年末年始を除き、原則毎日。土日祝で地元の窓口が閉まっているときは国民生活センターが補完 |
※出典:消費者庁「消費者ホットライン」(2026年9月23日確認)
電話の前に、契約書、料金の説明書、入金の記録を手元に用意しておくと話が早く進みます。相談所とのやりとりは、電話だけで済ませず、メールなど文字で残してください。
こんなことで電話していいのかな、って思ってしまいそうです
いいんです。相談員さんは、こういう話を聞くための人です。「この金額で合っていますか」と聞くだけでも十分な相談ですよ。
- 番号は188。相談は無料
- 契約書と入金の記録を手元に用意してからかける
- 相談所とのやりとりは文字で残す
結婚相談所の返金を契約前に確かめる質問|「いくら戻るか」を紙でもらう
ここまで読んで分かったと思います。返金で困らないいちばんの方法は、契約する前に、やめたときの金額を数字で聞いておくことです。
無料相談で使える質問を、そのまま読み上げられる形で置いておきます。
- 「途中でやめたら、いくら戻りますか。3か月目にやめた場合の計算を紙で出してもらえますか」
- 「入会金のうち、途中でやめたときに返ってこない部分はいくらで、それは何の費用ですか」
- 「サービスが始まったとされるのは、どの時点ですか」
- 「月会費は先払いですか、後払いですか」
- 「解約するときに、解約手数料や違約金はかかりますか」
- 「保証がある場合、何が起きなかったら、いつまでに、何のお金が戻りますか」
- 「契約期間は何か月で、自動で更新されますか」
最後の質問は大事です。たとえばパートナーエージェントは、特定商取引法に基づく表記で役務提供期間を契約成立日から18か月(以降、自動更新)としています(公式)。期間の長さは「契約残額」の計算にも関わります。
答えを渋る相談所や、「その場で決めてくれたら割引します」と急がせる相談所は、いったん持ち帰ってください。数字で答えてくれる相談所なら、やめるときも数字で話ができます。
無料相談で聞くことの全体像は、結婚相談所の無料相談で聞くことをまとめた記事にも書きました。料金全体が高く感じる方は結婚相談所は高すぎる?の記事もどうぞ。
- 3か月目にやめたらいくら戻るかを紙で
- 入会金の戻らない部分とその理由
- 月会費は先払いか後払いか
- 保証は何が・いつまでに・何のお金か
結婚相談所のお金を無駄にしない方法|長く在籍するより、短期間で動く
最後に、返金の話から少しだけ視点を変えます。払ったお金をいちばん無駄にしない方法は、返金を受けることではありません。
IBJという大きな連盟が出している「成婚白書2024」に、成婚した女性と、成婚せずにやめた女性の比較があります。IBJに加盟する相談所全体の数字で、特定の相談所の数字ではありません。
| 女性の中央値 | 成婚した人 | 成婚せずにやめた人 |
|---|---|---|
| 在籍日数 | 246日(約8か月) | 411日(約13.5か月) |
| お見合いの数 | 10件 | 4件 |
| 交際した人数 | 4人 | 1人 |
※出典:株式会社IBJ「成婚白書2024」(図2_3。2026年9月14日確認)
成婚せずにやめた人のほうが、長く在籍していました。長くいるほど結婚に近づく、わけではなかったんです。
分けたのは、在籍の長さではなくお見合いの数でした。成婚した人は約8か月でお見合い10件、やめた人は約13.5か月で4件です。
お金に直すと、差がはっきりします。在籍日数の差は165日、約5.5か月分。月会費1万5千円なら、約8万円を、動かないまま払っていた計算になります。
同じ白書では、40〜44歳の女性の成婚率は22.5%でした。低く見えるかもしれません。でも、上の表のとおり、結果を分けたのは年齢だけではなく行動の量です。お見合いの数は、今日から自分で変えられる数字です。
40代でも、動けば変わるって思っていいんでしょうか
いいと思います。わたしなら、入会したら最初の3か月で申し込みを出せるだけ出します。返金保証の多くが「3か月」「6か月」を区切りにしているのも、そこで動けたかどうかが分かれ目だからです。
- 在籍が長い人ほど成婚したわけではない
- 分かれ目はお見合いの数(10件と4件)
- 動かずに在籍すると、月会費だけが積み上がる
結婚相談所の返金に関するよくある質問
結婚できなかったら、結婚相談所の料金は返金されますか?
「結婚できなかったから全額返金」という決まりは、法律にはありません。法律が決めているのは、途中でやめたときに相談所が取っていい金額の上限です。各社独自の返金保証も、確認できた範囲では条件は「一定期間のお見合い・交際がなかったら」でした。
入会金は途中退会で返金されますか?
消費者庁のQ&Aでは、「入会金は返還しない」という特約は無効とされています。ただし、初期費用として説明できる合理的な部分は請求されることがあり、金額は個別の契約によって違います。契約書の精算方法を確認し、分からなければ188に相談してください。
クーリング・オフと中途解約は、何が違いますか?
クーリング・オフは、法律で決められた書面を受け取ってから8日以内なら無条件で解約できる仕組みです。8日を過ぎたあとの解約が中途解約で、受けたサービスの代金と上限つきの損害賠償を差し引いて精算します。手続きは退会・休会の記事で解説しています。
返金保証がある結婚相談所を選べば安心ですか?
保証があること自体は悪くありません。ただ、条件を満たさなければ返金されません。「何が起きなかったら」「いつまでに」「何のお金が」「どんなときに対象外か」の4点を、公式ページと書面で確かめてから判断してください。
IBJの結婚相談所なら、返金のルールはどこも同じですか?
同じではありません。IBJは相談所が加盟する連盟で、料金や返金の決まりは加盟している相談所ごとに違います。入会する相談所の契約書で確認してください。
やめるか迷っているとき、出費を抑える方法はありますか?
休会制度がある相談所なら、活動を止めて月々の出費を抑えられます。たとえばパートナーエージェントの休会は月2,200円(税込)で、休会期間も会員期間に含まれると公式に書かれています。制度の有無と金額は相談所ごとに違います。
返金の話を切り出したら、気まずくなりませんか?
契約前に聞くのは、まったく失礼ではありません。数字で答えてくれる相談所かどうかを見分ける材料にもなります。契約後にもめたときは、一人で交渉せず188に相談してください。
まとめ|返金よりも、あなたのお金を「動くこと」に使う
最後に、この記事の要点をもう一度まとめます。
「結婚できなかったら全額返金」という仕組みは、法律にはありません。でも、途中でやめたときに相談所が取っていい金額には、法律の上限があります。始まる前なら最大3万円、始まったあとは受けた分の代金+最大2万円です。
戻る額は、先払いの多さと、入会金をどう扱う契約かで変わります。返金保証は、条件まで読んで初めて意味があります。
そして、払ったお金をいちばん生かす方法は、短い期間でお見合いの数を積むこと。あなたの結果は、まだ何も決まっていません。決めるのは、これからの数か月の動き方です。
- 気になる相談所の料金ページと、特定商取引法に基づく表記を開く
- この記事の質問メモをスマホに保存する
- 無料相談で「3か月目にやめたらいくら戻るか」を紙でもらう
出口の金額が分かれば、入口に立てます。わたしなら、まず1社の無料相談で「やめたらいくら戻りますか」と聞くところから始めます。あなたの一歩を、隣で応援しています。
パートナーエージェントは全国に店舗があり、オンライン面談にも対応している結婚相談所です。保証の条件と、途中でやめたときの精算を、入会前に数字で確かめてみてください。
※入会しなくて大丈夫です。料金と解約の条件を聞くだけでも相談できます
- 消費者庁「特定商取引法ガイド|特定継続的役務提供」(2026年9月23日確認)
- 消費者庁「特定継続的役務提供Q&A」A13〜A16(2026年9月23日確認)
- 消費者庁「消費者ホットライン」(2026年9月23日確認)
- パートナーエージェント「コースと料金」/「特定商取引法に基づく表記」/「Q&A」(2026年9月23日確認)
- ラポールアンカー「料金・プラン」(2026年9月23日確認)
- クラブ・マリッジ「金額保証」/銀座マリアージュクラブ「返金保証システム」(2026年9月23日確認)
- 株式会社IBJ「成婚白書2024」(2026年9月14日確認)
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